できる人は身につけている抽象化・具体化とは?自力で問題解決できる思考法

仕事術

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仕事中はさまざまな悩みに直面します。

自分の話がなかなか相手に伝わらない… 。

画期的なアイデアが思い浮かばない… 。

問題が起きても解決法に辿り着けない…。

このような悩みを抱えている人は、「抽象化思考・具体化思考」を身につけることで、解決に導けるかもしれません。

今回はこの「抽象化思考・具体化思考」とはどういったものなのか、どのように仕事で活かせるかを紹介していきます。

最後に、鍛えるためのトレーニング法を紹介しているので、身につけたい方はぜひトレーニングしてみましょう。

参考文献はこちら!

 

 

抽象化・具体化とは?

抽象化とは「物事の本質的な特徴を捉え、共通項を抜き出し、一般的な概念に捉える」ことです。

たとえば、「YouTube」は次のような特徴が挙げられます。

  • 動画サイト
  • プラットフォーム
  • 娯楽
  • SNS

特徴を抜き出す時に必要なのは「物事を俯瞰して見る力」です。この力があれば、全体の構造を把握し、特徴をいくつも挙げることができます。

反対に具体化とは、「物事を詳細に捉える」ことを指します。さっき行った「抽象化」の逆です。

あいまいなものを「実体化する」と捉えてもいいかもしれません。

ここで必要な能力は、「より細かく詳細に」物事を捉える力です。

誰が聞いても、誰が見ても「そのものだ」と理解できるまで、具体的に、詳細にしていく力が必要となってきます。

例えば「YouTube」だと、具体的な要素は次の通りになります。

  

  • アメリカ合衆国カリフォルニア州サンブルーノに本社を置くオンライン動画共有プラットフォーム
  • 2006年11月に16.5億米ドルでGoogleに買収され、現在は同社の子会社の1つとして運営されている。
  • ほとんどのコンテンツは個人によって生成され、アップロードされるが、CBS、BBC、Vevo、Huluなどのメディア企業は、YouTubeとのパートナーシッププログラムの一環として、YouTubeを介してコンテンツの一部を提供している。
  • 2019年5月現在、YouTubeには毎分500時間以上のコンテンツがアップロードされており、毎日10億時間以上のコンテンツがYouTubeで視聴されている

※全てwiki参照

具体化は際限なく細かく挙げることができます。上記も単なる一例に過ぎず、要素をあげればキリがありません。

このあたりは必要に応じて具体度を調節する必要があります。

具体化・抽象化が必要な場面は?

さて、仕事においてはどのような場面で必要になってくるのでしょうか?

たくさんの場面で必要になる思考法ではありますが、ここでは代表的な場面をピックアップしていきます。

抽象化 – アイデアを生み出す場面

抽象化思考は、アイデアを生み出す場面でとても有効に作用してくれます。

会社で新しい企画を考える際、単に「今トレンドだから」とマネてもうまく行かないことがあります。

例えば、広報の一つでYouTubeチャンネルを作ろうと企画しているとします。

ここで思考停止に「流行っているからYouTubeに」と考えていたとしたら危険です。なぜYouTubeが流行っていて、どうしてYouTubeでチャンネルを作るのか、まで考えなければ、ただただ無駄な施策になってしまう可能性があります。

もしかすると、長尺の動画が主なYouTubeではなく、ショートサイズの動画が主流のTikTokがいいかもしれませんし、文章をコンスタントに短く拡散できるTwitterが合っているかもしれません。

このように、アイデアを形にする際に、対象のものの抽象度を上げて考えていくことで、本質的な目的を理解することができ、効果的なアイデアに繋げやすくなります。

具体化 – コミュニケーションの場面

仕事はチームで作業を分担し、進めていきます。

仕事を依頼する際や、進捗の確認の場面など、物事を説明する場面は必ず出てきますよね。

そんな時に、あいまいな説明でわかりにくいなと感じたことはありませんか?もしかすると、相手の説明は抽象度が高く、解釈しづらかったのかもしれません。

解釈のずれが起こると、仕事もスムーズにいきませんし、ミスを誘発する可能性もあります。

たとえば、資料作成も、「今までと同じように作成して」とだけ指示を出しても、どの範囲まで一緒で、どこからが変更点なのかがわかりにくいです。

「今までと同じフォーマットで構わないけれど、〇〇と〇〇の部分は〇〇に変更して欲しい」と具体的に伝えると、仕事のやり直しも防げます。

時には、抽象度を上げ、「この仕事はこのためにしている」と、仕事の目的から説明すると、よりその仕事の具体化が進む場合もあります。

抽象化 ・具体化- 問題解決の場面

抽象化思考を身につけておけば、仕事で発生する問題解決にも役立ちます。

問題解決のために頭をひねっていると、どうしても小さい視点に注目し、解決しようとしがちです。

ですが、より抽象度を上げ、「どうしてそれが問題なのか?」「問題が続くことでどうなるのか?」「そもそも解決の目的はなんなのか?」と考えていくことで、見えてこなかった解決案を導き出すことができます。

一旦抽象度を挙げて本質的な問題点を見出し、そこから具体的な解決案を導いていきます。

トレーニングできる方法はある?

これだけ仕事で必要な能力ならば、積極的に身につけていきたいですよね。

ここでは、抽象化・具体化を日頃鍛えていけるトレーニング方法をまとめていきます。

抽象的な内容の本を読む

抽象的思考をきたえるために、テクニック本や攻略本ではなく、物事の仕組みや概論を解説している本を読むことがおすすめです。

例えばマーケティングであれば、売り上げが上がるマーケティング方法ではなく、マーケティングの手法そのものを解説しているものなどです。

そうすることで、抽象的なものに慣れることができますし、転用して具体的に自分の仕事に当てはめて考えることで、抽象化・具体化のトレーニングに役立ちます。

物事の共通点を探す

全く違う2つの事柄から、共通項を探していきます。

例えば、「イスとコート」の共通項を見ていきます。

  • さまざまな形がある
  • 用途によって形が変わる
  • ファッション要素がある
  • 日常生活に必須  などなど….

より遠い事柄であればあるほどトレーニングに役立ちます。

ちょっとしたスキマ時間や、頭を切り替えたい時にチャレンジしてみましょう。

仕事でステップアップできる思考法を身につけよう!

いかがでしたでしょうか。

抽象化・具体化思考は、身につけることは大変ですが、使えるようになると、より難易度の高い仕事にも取り組めるようになります。

できる人は自然とやっているこの思考法。仕事で周りと差を付けたい方は、日々意識してトレーニングしてみてください。

参考文献はこちら!