TCL分析とは?仕事で強みを活かすための自己分析法を解説!

自己理解

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自己分析したいビジネスマン
自己分析したいビジネスマン
  • 転職をしたいけど、自分が持っている強みってなんなんだろう….
  • 今の仕事に不満があるけど、どう解決したらいいかわからない….
  • 自己分析をしたいけど、何かいい方法はないかな?

キャリアを積んでいく上で、自己分析は非常に重要です。持っているスキルや強みを理解することで、どのように仕事で発揮し、キャリアを積んでいくかを考えていくかを考えることができます。

強み発見の分析方法でおすすめなのが、森岡毅氏が提唱した「TCL分析」です。

TCL分析を実施することで自分の傾向がわかり、強みを最大限に発揮できる”職能”を考えることができます。

今回は、TCL分析の実施方法とその後の活かし方について解説していきます。

この記事で解決できること
  • TCL分析の概要と分析方法
  • TCL分析の活かし方

TCL分析とは?

TCL分析は、USJを成功に導いた森岡毅氏がしたためた著作、「苦しかったときの話をしようか」にて提唱している自己分析方法です。

仕事で成功するためには、自身の能力を最大限に発揮できる「職能」を見極めることが重要です。

転職活動というと、どのような「会社」に就職するかを考えてしまいがちですが、それでは希望通りのポジションにつけなかったり、仕事ができなくなる可能性もあります。

自分の強みを発揮できる「職能」を見極めることで選ぶ基準が明確になり、自分にとっての「成功した転職」に辿り着ける可能性が高くなります。

そのために、自分の強みや傾向を分析する「TCL分析」をしていきます。TCLは、Thinking(考える力)、Communication(コミュニケーション力、人間関係力)、Leadership(リーダーシップ力)の頭文字を表しており、どの部分が秀でているかを把握することで、自分の持っているスキル・能力を把握していきます。

強みを見つけるTCL分析方法

それでは分析方法を見ていきます。

読みながら、メモ帳などを使ってご自身もやってみてくださいね。

STEP①:「好きな動詞」を書き出す

まずは自分が好きなことを書き出していきます。本書では、最低でも50個、できれば100個ぐらい出せるといいとしています。

この時に重要なのはただ好きなことではなく、”動詞”で考えていきます。ただ音楽が好きなのではなく、音楽を聞いて考えに耽ることが好きなのか、話の種にして人に自分の考えを話すのが好きなのかによって結果が違っていきます。

まずは好きなことを羅列し、動詞になっていないところは、深掘りして考えていきましょう。

ポイントは、なぜその対象が好きなのか?を深掘りすることです。そうすれば、自ずと好きな動詞を導き出すことができます。

また本書では、自主的に動いた結果として成功した体験が伴っているとなお良いとしています。

たとえば、部活動で戦略を練って実践し勝てた体験だったり、計画を立ててコツコツ積み重ねたことで試験に合格した体験など。

行動したことで結果が出たことであれば、まちがいなく好きな動詞であり得意だと言えるでしょう。

STEP②:「好きな動詞」を分類する

次のステップで好きな動詞をTCLに分類していきます。

好きな動詞を眺めてみて、Thinking(考える力)、Communication(コミュニケーション力、対人力)、Leadership(リーダシップ力)のどれかに当てはめていきます。

このとき、2つ3つ当てはまる場合や、どれも当てはまらなくてもOK。

本書では、よく出てくる動詞を例に挙げています。これらを参考に動詞を振り分けてみましょう。

T:考えることが好き、問題を解くのが好き、人と議論することが好き など
C:友達や知り合いが増えるのが好き、人と会うことが好き、話すことが好き など
L:何かを達成することが好き、高い目標を定めて挑戦することが好き など

苦しかったときの話をしようか Kindle版
森岡 毅 (著)

STEP③:傾向が強い部分を活かせる仕事を見極める

分類していくうちに3つのうちどこかに数が集中してきたら、そこが自分自身の強みになります。

自分の強みと、活かせる仕事を見極めていきましょう。

T:ファイナンス、コンサルタント、研究職 など
C:プロデューサー業、営業職全般 など
L:管理職、経営幹部、経営者 など

苦しかったときの話をしようか Kindle版
森岡 毅 (著)

TCL分析後の強みの活かし方

TCL分析を実施した後のおすすめの活かし方について説明していきます。活かし方がわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。

求人を探す時

TCL分析を行う理由に、転職活動である方も多いでしょう。

求人を見るときに、TCL分析でわかった自分のタイプを通して見るのがおすすめです。

例えば、自分はTのタイプだからこのポジションではここの部分が活かせそう、この職業ではこの部分が活かせそうなどと照らし合わせてみましょう。

そういった合致点が志望動機にもなりますし、強い自己PRになります。

現在の仕事に照らし合わせる

転職を考えていない人でも、TCL分析が役立つ場面はたくさんあります。

例えば、仕事に不満を持っている人は、自分のタイプのどこが反応して不満だと感じているのか分析してみるのがおすすめです。

Tの人であれば、自分で考えて進められないところに不満を感じているかもしれませんし、Cの人であれば、コミュニケーション力が活かせていないところかもしれません。

不満に思っている部分は、キャリアに対する伸び代とも言えます。日頃から嫌だと思う部分をピックアップしておき、TCL分析で深掘りしてみましょう。

まとめ | TCL分析で自分の強みを分析しよう!

TCL分析は、USJの成功に貢献した森岡毅氏が提唱した自己分析方法です。

著書である『苦しかったときの話をしようか』で紹介されており、自分の強みや傾向を活かし、成功するための手法として紹介されています。

Thinking(考える力)、Communication(コミュニケーション力)、Leadership(リーダシップ力)の3要素で特性を分析することによって、自分の持っている能力にあった職能を見つけることができます。

本書では、TCL分析の他にも、ご自身の実体験がふんだんに盛り込まれており、胸が熱くなるような内容になっています。気になった方や、よりTCL分析を知りたい方はぜひ読んでみてください!