【無料診断あり】FFS理論とは?5つの因子の特徴と活用方法を解説!

自己理解

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仕事でのコミュニケーションがうまくいかず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

職場は、多種多様な人たちが協働する場です。相性が合う人もいれば合わない人も多く、なかなか円滑に会話ができない…..と多くの人が悩むのも当然と言えます。

そんな悩みの解決方法の一つとして、「FFS理論」の活用に注目が集まっています。大企業の人材育成に導入され、続々と結果も出ているんだとか。

今回は、そんな多くの期待が寄せられている「FFS理論」について、詳細と活用方法を解説します。

チームで取り入れるのはもちろん、個人単位でも使える考え方なので、ぜひ参考にしてください。

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ビジネスシーンで活用が注目されているFFS理論ですが、実は簡易版は無料で診断できます!

なんと、あの「宇宙兄弟」とコラボしていて、自分の因子と似たキャラクターを診断してくれるのが面白いツールです。

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FFS理論とは?

FFS理論とは、組織心理学者である小林惠智(こばやしけいち)氏が生み出した考え方です。

参考:
http://human-logic.jp/about/

個人の性格とストレスの関係性に注目し、それぞれの強み・ストレスがかかるポイント・ストレスを受けた後の言動の現れ方を5つの因子に分けて考えていきます。

この5つの因子は、それぞれ人類全員が持っていると言われています。その中から数値の高い2〜3個の因子の影響を強く受けて、性格・思考パターン・言動が変わってきます。

FFS理論のキーである”5つの因子”

FFS理論では、「凝縮性」「受容性」「弁別性」「拡散性」「保全性」の5つの因子に分け、性格や言動などを理解していきます。それぞれ見ていきましょう。

凝縮性

凝縮性は、自分自身の経験を元にした自身の考えや価値観を強く持っています。正義感や責任感が強く、リーダーに向いている性格の持ち主です。

その反面、こだわりを強く持ちすぎていて、敵を作ってでも自分の意見を通そうとします。

また、行動を実行するのは「当たり前」だと思っているため、言い訳ばかりして何もしない人に対して怒りを覚えることも。

地位や役割、規律を忠実に守るところも特徴の一つです。

仕事において、結果を出すこと・目的の遂行・お客様に価値提供することが正義だと考えています。

そのため、お客様や取引先にとっては、しっかり結果を出す義理堅い人として写ります。

特に日本人はこのタイプが少ないため、あまり対応に慣れておらず、性格が理解されていないのが現状です。

受容性

受容性は、他人や状況を受け入れる力がとても強い性格です。常に相手が喜ぶことを考えていて、相手から感謝されることに一番の喜びを覚えます。

人を育てようという気持ちを強く持っているため、新人社員のメンターに向いている因子の持ち主です。

他人の気持ちに寄り添うことが得意ですが、経験値が少ないと、自分のキャパシティを見誤り、容量オーバーになることもあります。

弁別性

「弁」という漢字のとおり、内部・外部の状況を機械的に2つに分ける力に長けています。いわば、「白黒はっきりつける」力です。そのため、中途半端やグレーゾーンをとにかく嫌います。

自分の価値基準で判断はせず、第三者の客観的な情報・データに基づき判断します。

拡散性

思いついたら、即行動できる性格の持ち主です。バイタリティがあり、新しいことはどんどん吸収できる性格ですが、周りから見たら、行動に統一性がなく感じられます。

また、好奇心が強い反面、飽きっぽいのも特徴です。そのため、積み上げが苦手だったり、都合が悪いことはなかったことにする時もあります。

自由に動き回る力が強いため、ルールや規律で縛り付けられることに強いストレスを感じます。

保全性

積み上げが得意で、日々、よりよくしようと改善しながら安全を保とうとします。

プロジェクトが決まったら、事前に準備をしっかりし計画的に物事を進めるのが得意です。順調に積み上げれば結果が出やすいのが強みですが、その反面成果が出るのに時間がかかります。

また、周りに合わせて積み上げていくことを好むので、周りができれば自分もできなくてはいけないと考えます。周りからどう思われているかが、とても気になるタイプです。

小さい頃から、計画的に物事を実施・やり遂げてきた経験があるので、色々な「型」「引き出し」を持っています。記憶力もいいので、問題に直面した時に過去の体験を元に様々な角度で提案できることが強みです。

どれもが成功体験ベースなので、説得力のある提案ができます。

0→1よりかは、1から100にアレンジする方が得意です。

FFS理論の活用方法

FFS理論の活用方法は、事前にFFS理論を考慮した上で、組織編成を考えるパターンと、既にできているチームに対して相互理解するために用いるパターンがあります。

事前に5つの因子を考慮してチーム編成ができれば理想的ですが、現実はそうではないことが普通です。そのため、既成チーム内でどのように異質の人と付き合っていくか?を考えた方が実践的と言えます。

異なる性質の人とうまくやっていくコツ

チーム内の人全員が近い気質の人であればいいですが、異質の人が交わると、コミュニケーションがうまくいかず、衝突することもあります。

なるべく異質の人とうまくやっていくには、因子ごとのストレスが出てくる「条件・トリガー」を正しく理解することが大切です。

このトリガーを理解した上で、ストレスが強く出ないよう、歩み寄っていければ、異質の因子を持つチームメイトともうまく分かり合えるでしょう。

ここでは、そのヒントとなる一例をあげていきます。ぜひ日頃のワンシーンで活用してみてください。

凝縮性

自分の信念を持っているので、頭ごなしに否定すると、強いストレスを感じます。

この因子は自分の価値観が正義なので、まずは真っ向から否定しないことが大切です。

本人なりの目標達成のためのロジックを強固に持っているため、衝突しそうになったらどうしてそのように思ったのですか?と考え方を聞いてみると良いでしょう。案外筋が通っていて、納得できる回答が返ってくるかもしれません。

受容性

柔軟性があり、人の面倒をよく見る傾向があります。しかし反動で、存在を蔑ろにされることに強くストレスを感じます。

「存在感」「貢献感」があるとすごく安心するタイプなので、日頃から感謝の言葉をかけてあげると良いでしょう。「あなたがいるとすごく助かる」といった言葉も有効です。

ポイントは、無闇に投げかけず、本当に思った時に多く言葉をかけてあげることです。その本心は相手にも伝わり、安心感をより強く感じるでしょう。

弁別性

白黒はっきりできる力を持っており、合理的な考えをもっているため、感情論が入り込み、割り切れない状況になると、ストレスを強く感じます。

本人は、割り切るポイントが光って見えているので、どうすれば困った状況を回避できるかをヒヤリングしてみましょう。解決策を提示してくれ、危機を回避してくれます。

拡散性

好奇心が強く、面白いことをみつけたら、あまり考えずに飛び込むタイプです。そのため動き回ることを制限されるとストレスを感じます。

また積み上げが苦手な上に、リスク回避をあまり考えていないので、すべて任せっきりにすると問題が起こっても対処しない可能性もあります。

拡散性タイプに仕事を任せる場合は、あまり口出しせずに都度様子を窺いながら進めると、リスク回避できるうえに「自由に任せてもらっている安心感」を与えることができます。

保全性

確実に、周りと歩調を合わせて積み上げることが好きなので、予期しないことが起こると強くストレスを感じます。

自分の経験から外れたことがあると修正したい、といった気持ちが強くなるので、押し付けが強くなることもあります。

そのため、ストレスを感じている様子を窺ったら、過去のデータや参考資料を提示してあげたり、「どれくらいで完成できそう?」など、できることを一緒にヒアリングすると、一緒に歩み寄れている感覚を感じられ、安心して業務を進められます。

ストレスを受けているか見極めるポイントは「言動の変化」

対処法を把握することも大切ですが、どのタイミングでストレスを受けたのかを見極めていくことも大切です。

見極めのポイントは「言動の変化」です。

それまでは冷静な受け答えをしていたのに、ある瞬間から言葉や態度が明らかに変化した、という経験はありませんか?

相手に対してもそうですし、自分自身でも「今変化したな」と感じるタイミングがあるのではないでしょうか。

それこそ、「ストレスを強く受けて反応してしまった」タイミングと言えます。

こうしたタイミングは、何らかの条件が揃いストレスを強く受け、反応してしまっています。

自分、あるいは相手の言動が変化したら、「何がトリガーになったんだろう?」とよく観察してみましょう。

このトリガーをいくつも理解しておくことで、その後のコミュニケーションにおいて事前にストレスのトリガーを察知でき、回避できたり柔軟に対応できるようになります。

まとめ|性格の違いを理解して良好な関係を目指そう!

5つの因子それぞれに特徴があり、考えていることも多様性があります。そのため、5つの因子に共通して言えることは、「自分が考えていることは相手も考えている」と考えないことです。

その考えの押し付けによってストレスが生じ、関係性悪化に繋がります。

衝突しそうになったら「なぜそう考えたのか」「どう考えているか」を丁寧にヒヤリングすることが大切です。衝突が防げるうえ、チームとして最良な解決策もスルッと出てくるでしょう。

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