をしたい
ビジネスマン
・ストレングスファインダーは無料で受けられるの?
・無料診断ツールはどんなものがある?
・そもそも自己分析ってどうして必要なの?
キャリアを考える上で重要な要素である自己分析。その最も有名な診断ツールであるストレングスファインダーですが、無料のものを探している方や、ストレングスファインダーそのものについて調べている方も多いと思います。
今回は、ストレングスファインダーは無料で受けられるのか、他にできる無料の診断ツールや自己分析の必要性などを解説していきます。
ストレングスファインダーを受けたいと考えている人は、ぜひ一読してみてください。
ストレングスファインダーとは?
ストレングスファインダーとは、正式名称をクリフトンストレングスといい、ギャラップ社が開発・運営をしている「才能診断ツール」です。
177個の質問に答えることで、自分が持つ才能・強みを診断してくれます。
結論、ストレングスファインダーの無料版はない
ストレングスファインダーは、Webサイト上で質問に答えていき診断してくれるツールですが、残念ながら無料版はありません。
ストレングスファインダーを受けるためには、以下3つのいずれかの方法でお金を払う必要があります。
①診断用アクセスコード付きの書籍を購入する
ギャラップ社が出版しているアクセスコード付き書籍を購入し、診断を受ける方法です。
アクセスコード付きの書籍は以下2つです。
前作「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」の最新版。初めて受ける場合はこちらを購入するのがおすすめです。なお、書籍のアクセスコードは上位トップ5のみを診断できるコードとなっています。
上記のリーダーシップ版。リーダーとしてストレングスファインダーを活用したい方や、もう一度診断し直したい方におすすめです。
②ギャラップ社の公式サイトにてアクセスコードを購入する
公式サイトで直接アクセスコードを購入する方法です。
公式サイト:
https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/home.aspx
料金は3通りあります。
③スマホアプリにてアクセスコードを購入する
スマホアプリ上でアクセスコードを購入し、診断を受けることもできます。料金は公式サイトと同じです。
とりあえずお試しで受けてみたい、トップ5だけ知りたいという方は、料金も安く資質についての解説も載っている書籍版を購入するのがおすすめです。
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お試しで診断したい人は代わりになる無料診断ツールがおすすめ
お金を払ってストレングスファインダーを受けるのももちろんおすすめですが、まずは無料で診断できるツールを使ってみたい、という方は他社が出している同じような自己診断ツールを使ってみるのがおすすめです。
無料版はいくつかあり、それぞれ診断方法が多種多様ですので、何個か受けてみた上でストレングスファインダーを受け、見比べてみるのも面白いかもしれません。
ストレングスファインダーの代わりになる無料版自己分析診断おすすめ3選
それでは、ストレングスファインダーの代わりとしておすすめする診断ツールを紹介していきます。それぞれ転職サイトが公式に運営しているものですので、安心して診断できますよ。
グッドポイント診断(リクナビNEXT)
グッドポイント診断は、リクルート社が展開している転職サービスリクナビNEXTが運営している診断ツールです。リクルートが長年培ってきたキャリア開発のノウハウが詰め込まれた診断ツールで、全293問、診断時間30分ほどとかなりボリューミーな内容となっています。
強みは全部で18種類。その中から5つを自分の強みとして提示してくれます。
ストリングスファインダーは34種類ですが、グッドポイント診断は無料でその半分のなかから診断してくれるのはかなり精度が高いのではないでしょうか?
※診断を受けるためには、無料会員登録が必要です。
コンピテンシー診断(ミイダス)
ミイダスのコンピテンシー診断は株式会社パーソルが運営する転職サービスミイダス内にある診断ツールです。
コンピテンシー診断自体は見出す独自のものではなく、個人の行動・思考の特性を分析し、仕事で用いる能力の程度を明らかにするような診断方法をいいます。
ミイダスのコンピテンシー診断では、全9項目の能力を10段階で評価するシステムをとっています。全202問、診断時間は約35分ほどとボリュームのある内容です。
※診断を受けるためには、無料会員登録が必要です。
キャリア診断(ASSIGN)
ASSIGN(アサイン)のキャリア診断とは、株式会社アサインが提供している転職サービスASSIGN(アサイン)内にある診断ツールです。
こちらはアプリから診断可能。3分程度で進められる全24問の質問に答えることで、3つの強みを提示してくれます。
強みの診断だけでなく、強みを活かした”キャリアシナリオ”の提案機能まで。キャリア形成に悩んでいる人は、一度診断してみるのがおすすめです。いままで自分が考えもしなかったキャリアを提案してくれるかもしれません。
強みを知るとなぜいいのか?
キャリア形成を考える上で、自分の強みを知ることは最重要事項ですが、”なぜ”重要なのかをしっかり認識することで、よりキャリア形成に役立てることができるでしょう。
ここでは、強みを知ることでなぜいい結果が導けるのかを解説していきます。
適正にあった仕事を選べる
仕事選びで重要な視点の一つに「自分に合った仕事であるかどうか」があります。
職場を探す以前に、どのような職業が合っているかを見定めることはとても重要です。
人と多く対面する営業職があっている人もいれば、だれとも対面しない分析職が合っている人もいます。
どの職業が合っているかは、実際に勤めてみないとわからない点も多くありますが、自分の強みと職業の特徴を照らし合わせれば、ある程度ミスマッチを防ぐことができるでしょう。
さらに、幸せに感じる部分・苦痛に感じる部分の両方を把握しておくことで、企業選びや選考に進んだ際に、「自分に合っているか?」を確認しながら進めることができます。
困難にあった時の対処法がわかる
仕事で困難に直面することは日常茶飯事です。新たな挑戦に取り組んでいる人もいれば、トラブルが発生し、事態を収束させなくてはいけないときもあります。
困難にあったときに重要なのは、「事態をどう捉えるか」です。同じ事態に直面しても、人によって捉え方は違います。
「これは自分にとって成長のステップになるからがんばろう」と捉える人もいれば、「自分には大きすぎる壁だ、どうすればいいんだろう」と消極的に捉える人もいます。
また、問題の取り組み方に違いが出る時もあります。「まずは状況を把握しよう」と取り組む人もいれば、「この問題の最終ゴールを定めよう」と考える人もいるでしょう。
自己分析をしっかり行っている人は、困難にあったときに自分自身がどのような思考が浮かび、どのような行動パターンを取るのかを把握しているので、焦らずに問題に取り組むことができます。
また、チームで取り組む時も、「人間性に違いがある」とわかっていれば、もし意見が食い違った場合でも、冷静に違いを認識し、焦点を合わせるために努力しようとします。
ストレスと個性についての診断では、「FFS診断」が一番相性がよくおすすめです。以下記事で紹介していますので、気になった方は一読してみてください。
自己分析診断は転職中の人のみならず、ビジネスパーソンすべてにおすすめ
自己分析診断ツールは、転職中であれば一度は受けるべきツールですが、それ以外のビジネスパーソン全ての人におすすめのツールと言えます。
ここでは、なぜビジネスパーソンすべてにおすすめなのかを転職中の人、それ以外の人とそれぞれ解説していきます。
転職中の人
自己分析は、転職活動の第一歩ともいえるステップです。
しかし、面倒で自己分析をスキップしてしまう人もいるのではないでしょうか。また、目的がわからずに自己分析を進めている人も多くいるでしょう。
ここでは、転職活動における自己分析の重要性を解説していきます。
自分に合った仕事がわかる
転職をしたいと考えている人は、現在の職場が自分にあっていないと感じている場合が多いです。
では、その「合わない」と感じているポイントはなんでしょうか?
次の転職を成功に導くためにも、合わない要因を自分自身でしっかり把握することが大切です。
その原因を把握するために役に立つのが自己分析です。
例えば、自己分析をすると自分の強みはコツコツと計画的に仕事を進めることだとわかったとします。
しかし、現在の職場はスピード感があり、計画もコロコロと変わってしまう職場です。
計画がすぐに変わることにストレスを感じていたことがはっきりとわかったため、次の職場では、「計画があまり変わらず自分のペースで進められる職場が合っている」と結論づけられます。
「なぜ今の職場が合わないと感じているのか」「どの点が払拭できれば自分に合っている働き方ができるのか」など、それぞれのポイントを洗い出して、転職活動に結びつけるために焦点をあわせておきましょう。
自分だけの強みを発揮した自己PRが作れる
何事も何かを説明するときは、その物事についてしっかり把握していなければうまく説明できません。
例えば、家電量販店の店員さんは商品について深く知識を持っているので、お客さんのあらゆる疑問に丁寧に解説できます。しかし、知識を持っていなければ曖昧な説明しかできません。
自己PRについても同じようなことが言えます。付け焼き刃でよくあるような強みのPRを作っても、面接ではうまく説明できない上質問にもうまく返せません。
自分自身をしっかり把握し、誰よりもうまく説明できる「取扱説明書」を用意しておきましょう。
また、自己PRで個性を出すためにも、「自分だけの強み」を作ることが大切です。
その強みは、自分自身からしたら些細なことではないかもしれませんが、ある領域では光る才能かもしれません。弱みだと思っていた特性が、ある職場では強みに変わることもあります。
例えば、趣味で料理を極めている人がいるとします。料理はあらゆる工程があり、タイミングも注意深くみていないといけません。
自己分析を通して、あらゆる事象を同時進行でこなし、良いタイミングで判断することなど、料理で培った能力が自分の強みであることを自覚しました。
この強みを活かした自己PRは、誰も真似できない自分だけの自己PRになるでしょう。
転職中以外の人
転職中だけでなく、転職を考えていない人にとっても自己分析はとても重要です。その理由を、それぞれ見ていきましょう。
職場の人間関係改善に役立てる
仕事はあらゆる性格の人と協働します。そのため、スムーズな人間関係を築くことは仕事を進める上で重要事項になってくるでしょう。
人間関係を築く際にも、自己分析は優位に働きます。
職場には多種多様な性格の人がおり、中には細かい計画にこだわるタイプや、柔軟な対応が得意なタイプ、意見を主張するのが苦手なタイプなど、さまざまな個性があります。
議論で衝突した際も自分自身を知っていることで、さまざまな個性を持つ相手それぞれに対して柔軟にコミュニケーションの取り方を変えたり、自分の考えを適切に表明することができるでしょう。
その結果、自分の意見を我慢することなく、相手の意見も尊重した上でプロジェクトを進められ、関係を良好に築くことができます。
自分に合ったキャリア形成が考えられる
転職を考えていない人でも、将来のキャリアを考えるタイミングが訪れた際、自己分析によって自分にあったキャリアを考えることができます。
例えば、営業職についている人が、自己分析をして「何が強みでどんな思いを大切にしているんだろう」と分析したとします。
結果、自分はコミュニケーションを積極的に取ることが好きで、悩みを抱える人の問題解決に役立てることに喜びがある、と結論づけました。
そのため、今の自分自身の職務に満足でき、併せて自分の強みや価値観にそったキャリア計画を考えることができます。
ここで、自分の強みや価値観が今の状況とずれていると自覚できれば、また違ったキャリア計画を立てることができます。
このように、転職を考えていなくても、将来のキャリアについて考える際には自己分析が重要です。自分の強みや興味を理解し、自分にあったキャリア計画を立てることで、より満足感を持って仕事に取り組めます。
まとめ | 自己分析診断を受けてキャリア形成に役立てよう!
自己分析のための診断ツールは、転職活動中の人もそうでない人にもおすすめのツールです。
自己分析を行うことで自分の強みや価値観を把握することができ、よりよいキャリア形成に役立ちます。
最も有名な診断ツールの一つである「ストレングスファインダー」ですが、残念ながら無料のものは無く、書籍を買うか、公式サイトでアクセスコードを購入するしかありません。
ストレングスファインダーを受けるのももちろんおすすめですが、お試しで診断を受けてみたい方は無料診断ツールを使うのがおすすめです。
代表的な無料診断ツールは以下の3つです。
会員登録すれば無料なので、気になる方はぜひ診断してみてくださいね。